月を狩る者狩られる者
「いくら貴方の血を受けて吸血鬼になったとしても、その血を飲んで耐えられるわけが……っ!?」
言いかけ、何かに気付いたように「まさか……」と呟く。
そして私をまじまじと見続けた。
……なに?
「……そう」
視線を私に向けた状態でポツリとつぶやいたコトハは、そのまま笑い出す。
「あはは……そうだったの。……これじゃあ勝てるわけが無いわね」
良く分からないけど、納得したらしいコトハはしばらく笑っていた。
そうしているうちに、ドアからクレハが入ってくる。
「姉さん!?」