月を狩る者狩られる者

「だからお前、俺がいない間血、飲めなかっただろう? お前は俺の血が入ってるものしか受け付けなくなっているはずだからな」

「んなっ!!?」

私はあまりの事に目をカッと開いて口をパカッと開ける。


血が飲めなくて弱っていた本当の原因がそういうことだったなんて!


私を吸血鬼にしたときといい、朔夜は一番大事なこと言ってくれない。

してしまった後でネタばらしするんだ……。


「もっと早く言ってよぉ! 大体何でそんなことしたの!?」


私が朔夜の血を飲めるようになって、何か利点があるんだろうか?

朔夜の血しか飲めなくなって不便でしか無いように思える。
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