月を狩る者狩られる者
問いの答えは、耳を疑うものだった。





「お前を純血種にするためだ」



「……え?」


私を……純血種に?


「ちょっ、ちょっと待って。さっきコトハも言ってたけど、朔夜の血を注入してもらったからって純血種にはなれないって……」

「ああ、注入しただけではな」

と朔夜はあっさりと言う。


「注入して、さらに純血の強い力を持つ血を飲み続けることで純血種と同等の力と寿命を得ることが出来るんだ」

朔夜は説明しながら私の顔を両手で包み込んだ。
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