月を狩る者狩られる者

脱衣所のカゴの中をよく見ると、レースがたくさんついた白いショーツもあった。


シャツとショーツのみ。

下着があるのは助かったけれど……。



何であるの?



ぱっと見男の一人暮らし。

女物のショーツなんてある様には思えない。

そして、これは私の物でもない。



な……謎だわ……。



見た所新品の様だけれど……。


「まさか朔夜、私のアパートに来る前に買っておいた……とか?」

冗談のように呟いてみたけれど、それくらいしか思いつかない。


そして朔夜が女物のショーツを買っている姿を想像してしまった私は……。


「なんか……いや、うん……」


微妙な気分を味わったのだった。


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