月を狩る者狩られる者
シャツとショーツを着てリビングに戻ると、朔夜が待ち構えていたように私の手を取った。
「な、何?」
「寝るんだろう? ベッドはこっちだ」
どうやら案内しようとしているらしい。
……別に手は繋がなくてもいいんじゃ……。
思ったけど口には出さない。
どうせまたうるさいと言われるだけだろうから。
案内されたベッドルームはとても広く、その中にあるベッドも優に四人は寝れそうなスペースがあった。
ベッドの掛布団を上げた朔夜は、先に布団の中に入り込み――。
「ほら、来いよ」
自分の隣にスペースを作って私を誘った。