月を狩る者狩られる者
「…………あれ……?」
もしかして私、すっごいみっともないところ見せちゃった?
落ち着いたおかげで頭も働くようになった。
その頭でさっきの出来事を冷静に思い起こしてみると、泣きわめいて慰められて……。
はっ、恥ずかしいぃ~!
まさに、穴があったら入りたい。
でも穴ははないので、変わりに掛布団を頭から被った。
少しして足音がしたから朔夜が戻って来たのは分かった。
でも私は恥ずかしくて布団から出ることが出来ない。
「……いつまでそうしてるつもりだ? ほら、これでも飲め」
と朔夜が呆れた口調で言うので、私はモゾモゾと頭だけ生え出た。