月を狩る者狩られる者
「……生首みたいだな」

「……うるさい」


恨めしそうに睨んで、差し出されたカップを取った。


ホットココア?

 
「ミルク多めにしておいた。……落ち着くだろう?」

その言葉を聞きながら私はココアをすする。


甘くて温かいココアに心も体も落ち着いてくる。

さっきまでの恥ずかしさも何処かに消えてしまったようだった。


それに代わって、何だかむず痒い気持ちになる。


朔夜……優しい?
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