月を狩る者狩られる者
私は何を期待していたんだろう。
出会ってたった2日だけれど、朔夜がこういう奴だってのは分かってたはずなのに。
私は何だか不機嫌になった。
朔夜に返事をするのも嫌で、何も言わずに車を出る。
「分かったな? 待っていろよ?」
冷静な声で念を押す朔夜にまたイラッとする。
私はやっぱり何も言わずに車のドアを力一杯閉めた。
そしてもう朔夜の方を振り返りもせず、ビルの中に入って行った。
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