月を狩る者狩られる者
「どいて、私今すぐここから離れたいの」

苦い顔をして突っぱねた。
まともに相手なんかしてられない。


「そっか~じゃあ何処行く?」

私の言葉を聞いてないのか、それとも聞いていたのに無視したのか。

ナンパ男はそう言って私の肩を抱いてきた。



なにこのナンパ。しつこい!



「離してよ!」


朔夜がこっちに気付いちゃうじゃない!



気付いていないか確認しようと、横目で朔夜の方を見る。

すると朔夜は、気付いて居ないどころかむしろこっちに近づいて来ているところだった。


わー来た!


「ちょっ、本当に離して」
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