白いジャージ8~先生と熱い想い~
「先生の奥さんですか!?まじですか?」
いきなり私の手を握った。
「あ、はい。戸村さんですか?」
「はい!!新垣先生のおかげで私は人生をやり直すことができました!ありがとうございます!」
泣けちゃうね。
人生をやり直せたなんて言われたら、嬉しくって泣いちゃうよ。
ほら。
先生の目、潤んでる。
「戸村さん、宮崎さん、この企画考えてくれてありがとう」
私がお礼を言うと、ふたり揃って、にっこり微笑んだ。
「何も恩返しできないから。旅行券ゲットして、温泉でも行ってください」
そう言って、ふたりは準備があるからと走って行った。
「先生、いい子だね。本当に素直でかわいい」
「そうだな。うん。直に会わせたかったから嬉しいよ」
先生とふたりきりになれた。
他のみんなはもう席に座っていた。
私が空を見上げると、先生も見上げた。
綺麗な空。
雲ひとつない空。
「先生、文化祭成功するように祈ってるね。裏方大変だけど頑張って」
「ああ。直が学校のどこかにいると思うとドキドキしちゃうけどな。一緒にいられないけど、楽しめよ。あ、全部終わったら・・・・・・いつもの場所で待ってる」
先生はニヤリと笑って、私に手を振った。
いつもの場所・・・・・・?
思い出がたくさんありすぎて、どの場所だろうって考えちゃうけど、やっぱりあそこだよね。