白いジャージ8~先生と熱い想い~
「それでは、出場者の方、全員並んで下さい」
20組全てのカップルが並んだ。
悩むはずもなく、宮崎さんカップルの名前を書く。
もしも、宮崎さんのことを何も知らないとしても、宮崎さんを選んだと思う。
だって、何も知らない私の友達もみんな宮崎さんの番号を書いているもん。
それだけ、素敵なふたりなんだよね。
発表は、文化祭の最後。
私達が出る大人の部の結果と一緒に発表される。
それからみんなでおでんやたこやきを食べて回った。
「なお!懐かしいのがあるよ」
ゆかりが興奮気味に私の腕を掴んだ。
「何?」
「ほら!やきそばだよ!」
「わ~!懐かしい!食べたいね」
焼きそば・・・・・・
先生は覚えてる?
先生の白いジャージにソースの染みがついたね。
文化祭で私達も焼きそばを作った。
距離を置いている時だった。
切なかった。
先生と一緒に買い出しに行ったね。
頭にタオルを巻いた先生は最高にかっこ良かった。
「直~!戻って来て!!」
妄想にふける私の頭をノックするゆかり。
「思い出してたんでしょ~!でも、先生も同じ気持ちなんじゃない?ほら、見て」
ゆかりの指差す方向に、白いジャージ発見!
先生が、焼きそばを頬張っていた。
喜多先生と、水谷先生と一緒に。