暴走族の秘密の姫君
さて…この状況をどうにかしないとな…。
あのあと、5人の前を離れて時計塔の裏まで来た私。
時計塔の裏には、(多分)学年の女子10人くらいが集まっていた。
その中にはもちろん高槻も。
あとは…取り巻きの一人の神楽早香(Kagura Sayaka)。
それ以外は分からない。
っていうか…興味もない。
「来たんだ。ま、来なくても呼びに行ってたけどね」
どれだけ私のことを殺りたいんだろうこの人たちは。
でも…どうにかここから抜け出さないと…。
「はいはいー!!
そこまでねー」
と考え事をしていたときに声が割り込んできた。