暴走族の秘密の姫君
歩くこと数分。
やっと裏庭に着いた。
「おい、さっさとやろうぜ!」
そう言って男子は上着を脱いで肩を回し始める。
「良いよ。私はいつでも」
そう、すぐ応えた私に男子は面を食らったようになったがすぐに仕掛けてきた。
そう間に私は上着を脱ぎ、男子との間を詰める。
「そうかよ、じゃあ、お言葉に甘えてっ!」
そういうや否や私のほうに高速で走ってくる。
…遅いなぁ。
多分相手は必死に私に攻撃しているんだろうけど…それでもものすごく遅く感じる。