暴走族の秘密の姫君
「紫…さっきはごめん。けど紫がそんなに強いなんて知らなかった。
ねぇ……紫。紫、このチームに入る気はない?」
…え?
これは勧誘なのだろうか。
零のために…撫子のために…いや友達のために出来ることはなんでもしたい。
でも私が族とかチームとかに入ったって何もできない。
「………やりたいよ。でも私に出きることなんて何もない」
私がそう言うとふるふると首を振る零。
「紫は私達の危機を救ってくれた。お願いだよ紫…!」
そこに零達の総長がやって来て零の肩に手を置いた。