暴走族の秘密の姫君
…これが私の秘密。
今が1学期の終わりそうな7月。
後もう少し。私はもう少しで零に会いに行く。
私は昔小さいころから武道をやってきた。
だから多分あの高槻さんとかにも余裕で勝てた。
…なのにあの5人が邪魔したから。
まぁ、一方的にいじめられるのは嫌だったから助かったけど。
そんなことを思っていると、後ろから肩を叩かれた。
「ねぇ、月辺さん!」
そう話しかけてきたのは鈴木さん。後ろには鈴木君を始めいつもの4人がいる。
…もう話しかけてこないでって言ったのに。