暴走族の秘密の姫君


…誰だろう。


そんなこと思うことも無く、一目で誰だかわかった。






「総長?!」




俺たち5人の声が重なった。



総長は…今どこかの族をつぶしに吹く総長と一緒にどこかに行っていたはず。



そんなことをよそに汐梨が総長に寄って行った。


「総長…どうしたんですか?!」



そう声をかけて、総長の返事を待った。



しかし、総長の声を待つ前に倉庫には透き通るような声が響いた。





「…零?!…撫子?!」



蛍side end
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