24時間プロデュース【完】
急にドキドキしてきた。
良い知らせだと良いんだけど。
四年前のあたしへの駄目出しとかだったりしたら
ちょっと…
いや、かなりショック受けちゃうんですけど!
ごくり、と固唾を呑む。
目の前の架と真っ直ぐに正面から向かい合う。
ドキン、と心臓の跳ねる音がした。
架の表情はもうさっきまでの様な笑みを含んだものでは無かった。
本当に、真剣な、
大切な何かを話す表情。
だから尚更こちらも緊張してしまう。
「あのさ」
「…うん」
そうして緊張した空気の中、紡ぎ出された言葉は
酷く柔らかな愛の台詞だった。
「俺、いちるの事好きだわ」