純愛♡ごっこ
 

─ 消えろ!

  消えて!


  消えてください!



ココロの中で何度も叫ぶのに、その男はゆっくりと、あたしに覆い被さって来た。

そして、空洞の真っ暗な目で、あたしをジッと見つめた。



─ 怖いっ!!



そう思った瞬間‥。


「ユーナ‥ダイジョウブダヨ。」



─ え?

  ソ‥ラ‥?



見る見る内に、黒い影の男は少年の姿に変化した。


その姿は、あたしがいつも内側から見ているソラで‥。


「ユーナ‥、安心シテ‥。」


ソラは、囁いた。


 
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