運命の、その場所で


「ちょーっと…笑わないでよ!!」




「ハハハ!!」




「アハハハ~。」


気が付くと周りのちびっ子も彼と同じように笑い始めた。


「な…なんで笑うのよ~。」


無邪気に笑うみんなの顔が、
不安だらけの私をほぐしてくれた。


一緒に笑って、またキャッチボールを始めた。


私より何歳もしたのちびっ子に
投げ方とか教えてもらって、
寒いことも忘れるくらい遊んだ。



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