寂しがりやの猫
会社の近くで車を降ろしてもらい、田村は またそのまま外回りに出掛けて行った。

車を見送りながら ちょっと手を上げる。

「ばいばい…田村」


自分の気持ちに区切りをつけるように手を振った。
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