寂しがりやの猫
実家
年末からお正月にかけて実家に戻った。

母親は相変わらず毎年きちんとおせち料理を作っていて、昔は嫌々食べていたのに、何故か今年は 嬉しくて ちょっと食べ過ぎてしまった。


父親とは お酒を一緒に呑み、仕事の話などをして 愉しく過ごした。

当たり前の日々が、コツコツと作り上げられたものであること。

そこには 必ず愛があるということ。


そんなことに改めて気付いて、感謝の気持ちが湧いてくる。


誰かを想うと、こんな風に変われるんだ、と自分でも驚いていた。
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