苦く甘い恋をする。



「……美姫~。大丈夫?
もう、飲みすぎだって!!
止めて!! グラスを持たないで!!」


ぼんやりとした人影が、私の背中を撫でる気配がする。


「……ったく。
いくら今日が金曜日だっていっても、これは飲みすぎだよ~。
ひとりで帰れる~?」


あ……、愛海ってば、つれないなぁ。


私を置いて帰る気だ。
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