†蝶龍†―2―
―あーSIDE―
「ふふっ、この姿で初めましてって言うのも可笑しいわね。私は裏。あげはが作り出したもう一つの人格」
「解離性同一障害か」
「ええ。俗に二重人格と呼ばれるものよ」
さっきまで唖然としていたのが嘘のようね。みんな真剣な表情をして私を見てる。
あげは、貴女はこれだけの仲間に出会えて、恵まれているのよ?
だから、自分を蔑み、嫌み嫌うのはよしなさいね。
暗闇の中で眠っているであろうあげはに語りかける。
貴女は、安らかに眠っていて。嫌な事はこれからもすべて私が受けるから。
無意識で貴女は私と入れ替わっていた。
気付いていないみたいだけどね。