Signs Of Love【クリスマス短編】
「あ、バカ!飲み過ぎんな!」
って、先輩の声が聞こえて。
「大丈夫れーす…」
と、答えたような気がするんだけど。
それからの事は良く覚えていなくて―――…
頭がガンガンするような痛みを感じて、冬の朝日が白々しく昇る中、目を覚ました、あたし。
そんなあたしの目に最初に飛び込んできたのは。
大好きな先輩の寝顔…
その寝顔に胸がキュンって、なって、目覚めたハズなのにまだ夢の中にいるみたいな気分だった。
でも、布団をかけていても肌寒さを感じて、ふと、中を確認してみれば…
あたしはスヤスヤと眠る先輩の横で。
ブラとパンツだけっていう。
はだか同然の格好で寝ていた―――…