Signs Of Love【クリスマス短編】
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「で?」
「へ?!」
あたしの話を一通り聞き終えた、さっちゃんが、ゴクリと唾を飲み込む。
「いや、で、三崎さんには確かめたの?」
「何を?」
「もう!!シたのか、シてないのかに決まってるでしょ!!」
「む、無理!!」
「何でよ!!」
「だ、だって…」
だって、先輩に。
『もしかして、あたしたち…なんかありましたか?』
そんな事。
どんな顔して聞けばいいのか、わかんないし。
確かめるのが怖くて。
私はスヤスヤと寝息を立てながら、気持ちよさそうに寝ている先輩を起こさないように静かにベッドから抜け出して、部屋を出たんだから。