Signs Of Love【クリスマス短編】
「う~ん…、セフレを振り向かせる方法って、言うのはなんだか違う気もするんだけど……
とりあえず、三崎さんと一度話をしたほうが良いんじゃないの?ごめんね、大した事言えなくて…」
「う、ううん…、ありがとう…」
さっちゃんに話を聞いてもらったものの、あたし自身が覚えていないのだから、その状況を説明しようにも説明しきれなくて。
結局、この状況を打破する具体的な解決策は見つからなかったんだけど。
「でも、頑張れば三崎さんとクリスマス過ごせるかもしれないね」
さっちゃんが応援してくれて。
「うん…ありがとう…」
少しだけ前向きな気持ちになった。
それからランチとセットのコーヒーを飲み干したところでお昼休みも終わりそうだったから、あたしたちは会社に戻った。