Signs Of Love【クリスマス短編】


そんな先輩と再会したのは。


あたしが大学を卒業して就職した7年後。


地元を遠く離れた都会のオフィスビルの中。



「え……、三崎せんぱい――…?」


そう言って、夢か幻でも見ているかのように、先輩の顔を見つめるあたしに。



「吉川、果歩…だよな?」


そう言って、笑ってくれた。



昔、大好きだった笑顔で。



まさかもう一度会えるなんて、その笑顔を見れる日がくるなんて思ってなくて。



しかも、あたしの事を覚えていてくれるなんて、夢にも思ってなくて。



奇跡だって思った。



その瞬間。



あたしは先輩に2度目の恋をしていたんだ――…



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