Signs Of Love【クリスマス短編】
訂正シールはそれからすぐに届いて。
狭くないけどかといって広くもないミーティングルームで、大量の社内報に埋もれて、あたしと先輩は訂正箇所にシールを貼り始めた。
3万部の社内報に囲まれてインクの臭いが充満している、息のつまりそうな、この空間から早く先輩を解放してあげなくちゃ。
だって今日はイヴだから…
それだけを考えて。
時折、先輩が話しかけてくるけど、あたしは適当に答えながら。
とにかく必死にシールを貼り続けた。