Signs Of Love【クリスマス短編】
「ど、して――…?」
ゆらゆらと揺れるキャンドルの炎は、慣れ親しんだいつものオフィスを幻想的な空間にしていて。
これは現実?
それとも夢?幻?
どちらとも区別のつかない光景に目を奪われながら、半信半疑のまま問いかければ。
「俺とあの夜、約束しただろ?イブは一緒に過ごすって。シたからには責任はとらないと、な?」
そう言って先輩は、不貞腐れたような。
意地悪を言うような。でもどこか照れたような表情で笑って。
ケーキをデスクの上に置くと、そっとあたしの手を取った。