春待つ花のように
「これで1週間はもつ。無くなったらまた部屋にくるといい」
「ええ、そうするわ。ありがとう」
エマはゼクスからお茶の葉を受け取ると、部屋を出て行った。
「あら、これは…。お茶の葉は売ってなかったって言わなかった?」
お茶を口にしたレティアが、不思議そうな顔をしてエマに尋ねる。ポットをカートに戻しているエマは、レティアに振り返ると口を開く。
「先ほど部屋にいたゼクスという男からいただきました。彼が自分で作っているとか…」
「そう。エマに知られてしまったのね、ゼクスとのこと。ロマには内緒にしていてね。彼との関係…といってもロマはもうここに来ないでしょうけど」
レティアはため息をつくと、視線を遠くにやる。テーラが死んでから一度もこの部屋にこなくなったロマ。
もうかれこれ2年、ロマと会っていないことになる。王妃という輝かしい位にいても、心は虚しいだけ。寂しいのに寂しいとは言えない。
「ええ、そうするわ。ありがとう」
エマはゼクスからお茶の葉を受け取ると、部屋を出て行った。
「あら、これは…。お茶の葉は売ってなかったって言わなかった?」
お茶を口にしたレティアが、不思議そうな顔をしてエマに尋ねる。ポットをカートに戻しているエマは、レティアに振り返ると口を開く。
「先ほど部屋にいたゼクスという男からいただきました。彼が自分で作っているとか…」
「そう。エマに知られてしまったのね、ゼクスとのこと。ロマには内緒にしていてね。彼との関係…といってもロマはもうここに来ないでしょうけど」
レティアはため息をつくと、視線を遠くにやる。テーラが死んでから一度もこの部屋にこなくなったロマ。
もうかれこれ2年、ロマと会っていないことになる。王妃という輝かしい位にいても、心は虚しいだけ。寂しいのに寂しいとは言えない。