春待つ花のように
10年前、逃げたノアルを追ってゼクスの前に立ちふさがったエマ。その彼女に自分は剣を握った。
隠し通路を見つけたただ一人の彼女に、これ以上先に進んで欲しくなかった。
彼女さえ、この場に留めることが出来れば、ノアルたちを宮殿の外へ出すことが出来る。
バルト暗殺計画をロマがたてていることを彼女から聞いても、何も対策をとらなかった自分がノアルたちを危険なめに合わせてしまったのだ。
この責任はとらなくてはいけない。そう思ってエマを傷付けた。これが自分の役目だと思って。
しかしずっと後悔をしていた。
あのとき、もっと別の道があったのかもしれないと。彼女を傷つけてもなお、自分は宮殿から逃げだした。
彼女を傷付けずに連れ出すことも出来たし、あの場で自分の命を絶つことも出来たはずだった。でも自分は一人で逃げた。
のちにアスラン家残党捜索部隊の隊長をしている姿を見て安心した。彼女が生きていると心から喜んだ。
そんな彼女を、自分たちの身代わりにしてしまっていいのだろうか。
隠し通路を見つけたただ一人の彼女に、これ以上先に進んで欲しくなかった。
彼女さえ、この場に留めることが出来れば、ノアルたちを宮殿の外へ出すことが出来る。
バルト暗殺計画をロマがたてていることを彼女から聞いても、何も対策をとらなかった自分がノアルたちを危険なめに合わせてしまったのだ。
この責任はとらなくてはいけない。そう思ってエマを傷付けた。これが自分の役目だと思って。
しかしずっと後悔をしていた。
あのとき、もっと別の道があったのかもしれないと。彼女を傷つけてもなお、自分は宮殿から逃げだした。
彼女を傷付けずに連れ出すことも出来たし、あの場で自分の命を絶つことも出来たはずだった。でも自分は一人で逃げた。
のちにアスラン家残党捜索部隊の隊長をしている姿を見て安心した。彼女が生きていると心から喜んだ。
そんな彼女を、自分たちの身代わりにしてしまっていいのだろうか。