先輩の妹


「加賀に聞かれた時ですよ。」

そう聞くとマキさんはまた「あー」と言って漫画で隠れていた顔を出した。

「まーなんつーか、年頃ナツクンにもいろいろあるみたい」

「…?」

「そのうちわかるよ、お前も」

「あー、はい」

マキさんのなんとも微妙な返しに俺は困った。

でも南都先輩には特別な恋愛事情があるようだった。

それを知るのはまだまだ先になりそうだったけど。
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