揺れる想い~年下彼氏は小学生~㊦
その時だった。
私の鞄の中から、携帯のメール着信音が聴こえてきた。
この音楽は…大翔君専用の曲だ。
今日、木曜日だよね?
確か金曜に修学旅行から帰ったら、連絡くれるって言ってたけど……。
もしかして……?
「出ねぇの?」
予定外のメール着信に戸惑っていると、窺うように諒斗が尋ねてきた。
「えっ?あっ、ううん……」
2人の前で彼からのメールを見るのは何だか気が引けて、私はそのまま鞄から出さずにいた。
すると、2人からの刺さる様な視線を感じて……。
「えっ?な、何っ?」
「彼氏からなんでしょ?メール。見てみなよ?」
私から身体を離し、今度は沙希がそう言ってくる。
正直、彼からのメールを見るのは怖かった。
あれから、まどかさんと話をしたのかもしれないし。
別れ話のメールかもしれないって思うと、メールを開く勇気がどうしても出てこない。
「大丈夫、私らがついてるから」
そう言って背中をポンッと押してくれた沙希には、きっとお見通しなのかもしれない。
私の…この不安が。
私の鞄の中から、携帯のメール着信音が聴こえてきた。
この音楽は…大翔君専用の曲だ。
今日、木曜日だよね?
確か金曜に修学旅行から帰ったら、連絡くれるって言ってたけど……。
もしかして……?
「出ねぇの?」
予定外のメール着信に戸惑っていると、窺うように諒斗が尋ねてきた。
「えっ?あっ、ううん……」
2人の前で彼からのメールを見るのは何だか気が引けて、私はそのまま鞄から出さずにいた。
すると、2人からの刺さる様な視線を感じて……。
「えっ?な、何っ?」
「彼氏からなんでしょ?メール。見てみなよ?」
私から身体を離し、今度は沙希がそう言ってくる。
正直、彼からのメールを見るのは怖かった。
あれから、まどかさんと話をしたのかもしれないし。
別れ話のメールかもしれないって思うと、メールを開く勇気がどうしても出てこない。
「大丈夫、私らがついてるから」
そう言って背中をポンッと押してくれた沙希には、きっとお見通しなのかもしれない。
私の…この不安が。