愛かわらずな毎日が。
「………うそつき」
そう言うと、みつひろから笑顔が消えていった。
「……え?なんで?」
ピクリと動いた眉。
きゅっと結んだ口。
そんな顔をされたら、もう、なかったことになんてできないじゃない。
「………おばあちゃんが危ない、だなんて。
そんなひどいこと、よく言えたよね」
「………え、」
「バカじゃないの。他の女とテレビなんか映っちゃって」
「……………」
「バカじゃないの」
のどがヒリヒリと痛くて。
胸がチクチクと痛くて。
どうして私が、こんなにも辛い思いをしなくちゃいけないの、って。
そう思ったら、胃がキリキリと痛みだして。
この痛みは、ぜんぶみつひろのせいなんだと思ったら、なんだかもう、息すら上手にできなくなってしまった。
「なにか、言うこと、ある?」
「…………え?」
どんないいわけを聞かされるのか、不安な気持ちはもちろんあるけれど。
どれだけでも待つ覚悟でいた。
じわりと額に汗が滲む。
夜になって随分と涼しさを感じるものの、自分自身が発する熱で体じゅうが熱かった。