愛かわらずな毎日が。

「いいわけでも、すれば?」

そう言うと、みつひろは眉間にしわを寄せ、首を傾げた。


「………いいわけ?」


「そう。あの子とは、なんでもないんだよ。
テレビ局の人に、恋人同士のフリをするように頼まれただけだよ。とか」


みつひろの代わりにいいわけを言う私は、なんともマヌケな気がしたけれど。

そんなこと、気にしてなんかいられない。


どうして、あの女と。


「どうして、」
「いいわけするつもりはないよ」


私とみつひろの言葉が重なる。


「え……?」


「そんないいわけ、するつもりはないって言ったんだ」

どこか開き直ったような、そんな表情のみつひろ。


「なに、それ。なんで……」


「………ずっと、さ。言おうと思ってたんだ」

ふぅっと小さく息を吐き出したみつひろ。


嫌な予感がした。


聞きたくない言葉を聞かされる気がした。

< 26 / 320 >

この作品をシェア

pagetop