愛かわらずな毎日が。
第三営業部部長 福元…
「急な話だよねぇ」
パソコンの画面を覗き込む香織の声で手を止めた。
「だよね。びっくりしちゃった」
壮真、……っと。
エンターキーを叩き、ふぅっと息を吐く。
「福元さん、今、結構大きな仕事抱えてるみたいだし。柴田部長の担当を引き継ぐとなると。
……大変だよね」
コピー機の用紙を補充するところだったのか、用紙を抱えた香織は自分のことのようにため息をついた。
「……そうだね」
印刷をクリックすると、しばらくして後ろからプリンターの動く音がする。
「なにか手伝うことある?」
印刷された用紙を机の上に置いてくれた香織。
「ううん。もう終わるから大丈夫。ありがと」
「お二人とも。今日のランチはどうします?
外に行きます?」
振り向くと、森下が早々と財布を片手に立っていた。
「もうそんな時間?愛は?どうする?」
「あっ、行く!今朝、来る前に銀行に寄ったんだよね」
そう言いながら机の引き出しから財布と携帯を取り出した。