愛かわらずな毎日が。

なに、それ。

ふたりとも、本気でそう思ってるわけ?


なんか、それ。

なんていうか。


「そういうの、平気で口にする男って、……魅力ない」

ジョッキ片手に漏らしたひとことを、誰ひとりとして聞き逃してはいなかった。


「どうした、間宮」

「おかしいぞ、おまえ」

「やだ…。なんかあったの?」


みんなが不思議に思うのも無理はない。

この5人の中じゃ、私が一番やる気のない人間で通ってきたからだ。


中里や井沢の言葉に、真っ先に同調するはずの私からは想像できない言葉だ、と。

誰もがそう思ったに違いない。


「べつに。なにもないよ」

とだけ言ってビールのおかわりを注文した。


「ねぇ、ねぇ。なにがあったの?」

塚田ちゃんが、私ではなく香織に訊いていた。


「さぁ?」

意味ありげな表情をして笑う香織を見て、

「うわぁーっ。なんかあるんだよ、その顔は」

と、井沢が頭を抱える。


私は、

「うるさいよ、『ヒラ』」

と、井沢を見ることなくそう言った。

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