雪人
シモーズは唖然とし、ルイを見て口をポカンと開いた。
「こないなら、こっちから行こうか?」
「いや、いい……みんな出ろ」
ルイは気配のある方へ歩きだそうとすると、木々の奥から低い声がかかり、立ち止まる。男の言葉と同時に、姿を現したのは五人の男女だった。
薄い透明な水色をした結界の外側に五人の男女が姿を現し、こちらを少し驚いたような表情で見てくる。五人のうちの一人、女性がシモーズの存在に気付き声を上げた。
「あっ!シモーズじゃない!どうしてそこにいるのよ?」
「え、あ、その……」
シモーズは知り合いだと思われる女性に声をかけられ、困惑した表情で答えかねている。やっぱりな、といった表情でそれを見ていたルイはシモーズに視線を向けた。状況についていけてないエレミールはただ忙しなくサファイアのような大きなブルーの瞳を動かして、なんとか理解しようとしている。
「結界の中に入ってきたらどうだ……魔物だけは入れないようになっているから大丈夫だ」
五人はルイの言葉を受け結界に入ろうとし、手前で止まる。それに気付いたルイは用心深いなと思い、大丈夫だとつげる。そして五人は結界の中に入った。
入る時、暖かく優しい膜に触れたような感触は、まるで母親のおなかにいる胎児のような安心感を抱かせる結界だった。
「どうして俺たちがレジスタンスとわかったんだ?」
「ベス!お前って奴は俺たちがレジスタンスってバラしてどうする!」
「ラキア、あんたが一番バラしてどうすんよ」
ルイ達に近づいてくるなり、五人の中で一番若い男が不思議そうに聞いてきた。それに反応した先程の低い声の男性がピクっと顔が引きつり、若い男性に怒鳴り散らす。怒鳴り散らした男性に馬鹿じゃないといった表情で隣にいる女性が呆れた目で見る。
ルイとエレミールが呆れたような表情を滲ませていたので、ベスと呼ばれた人の隣にいる、眼鏡をかけた温和そうな顔の男性が声をかけた。
「別にふざけてるわけではないので、気にしないでください。いつものことですから」
ルイとエレミールはお互いの顔を見て苦笑し、眼鏡をかけた男性に少し同情する。そして、未だ言い合いをしている三人を無視して、肩でため息をし、仕方なしに呼んだ。
「こないなら、こっちから行こうか?」
「いや、いい……みんな出ろ」
ルイは気配のある方へ歩きだそうとすると、木々の奥から低い声がかかり、立ち止まる。男の言葉と同時に、姿を現したのは五人の男女だった。
薄い透明な水色をした結界の外側に五人の男女が姿を現し、こちらを少し驚いたような表情で見てくる。五人のうちの一人、女性がシモーズの存在に気付き声を上げた。
「あっ!シモーズじゃない!どうしてそこにいるのよ?」
「え、あ、その……」
シモーズは知り合いだと思われる女性に声をかけられ、困惑した表情で答えかねている。やっぱりな、といった表情でそれを見ていたルイはシモーズに視線を向けた。状況についていけてないエレミールはただ忙しなくサファイアのような大きなブルーの瞳を動かして、なんとか理解しようとしている。
「結界の中に入ってきたらどうだ……魔物だけは入れないようになっているから大丈夫だ」
五人はルイの言葉を受け結界に入ろうとし、手前で止まる。それに気付いたルイは用心深いなと思い、大丈夫だとつげる。そして五人は結界の中に入った。
入る時、暖かく優しい膜に触れたような感触は、まるで母親のおなかにいる胎児のような安心感を抱かせる結界だった。
「どうして俺たちがレジスタンスとわかったんだ?」
「ベス!お前って奴は俺たちがレジスタンスってバラしてどうする!」
「ラキア、あんたが一番バラしてどうすんよ」
ルイ達に近づいてくるなり、五人の中で一番若い男が不思議そうに聞いてきた。それに反応した先程の低い声の男性がピクっと顔が引きつり、若い男性に怒鳴り散らす。怒鳴り散らした男性に馬鹿じゃないといった表情で隣にいる女性が呆れた目で見る。
ルイとエレミールが呆れたような表情を滲ませていたので、ベスと呼ばれた人の隣にいる、眼鏡をかけた温和そうな顔の男性が声をかけた。
「別にふざけてるわけではないので、気にしないでください。いつものことですから」
ルイとエレミールはお互いの顔を見て苦笑し、眼鏡をかけた男性に少し同情する。そして、未だ言い合いをしている三人を無視して、肩でため息をし、仕方なしに呼んだ。