雪人
バサバサと羽音を鳴らし飛び立とうとするシュレリアを必死に自分の豊かな胸に押さえ込む。胸に押さえ込まれたシュレリアは息ができなく、息を吸おうと藻掻く。何か唸っているのをエレミールは無視して抵抗がおさまるのを待とうとするが、突然シュレリアの体が光の粒子に包まれ薄らと消えていった。腕の力の行き場が無くなり、自分を抱き締める格好になってしまったエレミール。キッと睨み付けるような目をエレミールがルイに向けた。
「どうしてシュレリアちゃんをあっちに帰したの!」
「シュレリアをお前から守るためだ。胸に押さえつけられ、窒息死という危機から助けたんだよ。契約者として当たり前の行動をしたまでだ。それをお前に文句を言われる筋合いはない」
「な、なっ……!」
ルイの言った言葉にエレミールは顔を真っ赤ににする。ほんのり赤みがかった頬を感じながらエレミールは恨めしそうな瞳をルイに送る。
「開いたぞ」
ラキアの言葉に反応するように長方形の石が横にギィィと擦れる音が生じた。現われたのは下へとつづく石の階段だった。
レジスタンスのメンバーはスタスタと軽快な足取りで迷わず階段を下りていった。ラキアが残されたルイ達に早く下りろと目で訴えかける。促されてルイ達も石の階段を下りていった。それを見届けたラキアが下りると、ひとりでに石の階段を隠すように長方形の石が塞がる。
誰もいなくなった場所では怪しく憎悪に満ちた赤い瞳だけが木に隠れて、それを覗いていたのだった。
「どうしてシュレリアちゃんをあっちに帰したの!」
「シュレリアをお前から守るためだ。胸に押さえつけられ、窒息死という危機から助けたんだよ。契約者として当たり前の行動をしたまでだ。それをお前に文句を言われる筋合いはない」
「な、なっ……!」
ルイの言った言葉にエレミールは顔を真っ赤ににする。ほんのり赤みがかった頬を感じながらエレミールは恨めしそうな瞳をルイに送る。
「開いたぞ」
ラキアの言葉に反応するように長方形の石が横にギィィと擦れる音が生じた。現われたのは下へとつづく石の階段だった。
レジスタンスのメンバーはスタスタと軽快な足取りで迷わず階段を下りていった。ラキアが残されたルイ達に早く下りろと目で訴えかける。促されてルイ達も石の階段を下りていった。それを見届けたラキアが下りると、ひとりでに石の階段を隠すように長方形の石が塞がる。
誰もいなくなった場所では怪しく憎悪に満ちた赤い瞳だけが木に隠れて、それを覗いていたのだった。