ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
翌日、ヒロくんは仕事に出かけて行った。

休んでと何度も説得したけど。

自分が現場を抜けるわけにいかないと言って、聞く耳を持ってくれない。


『大丈夫だって。熱だってたいしたことないし』

『でも今日一日ぐらいは寝てないと』

『現場は毎日動いているんだよ。俺だけ休むわけにいかないんだ』


現場の方たちは、ある程度の体調不調なら休むことはしないそうだ。

熱があってもインフルエンザでないのならそれを隠して。

痰に血が混ざっていてもそれだっていつものこと。


眩暈がするほどの炎天下、叩きつける風雨、凍りつくほどの寒さ。

それでも現場は動いている。


身を削ってみんなが働いているのだから、多少のことでは誰も休むことなんてしない。


そういう世界なのだそうだ。
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