ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
「ありがと。元気出た」


身体を離しながら言う。

ここはオフィス。

残念だけど、この甘い雰囲気は夜までお預け。


「それにしても、さっきはすごい剣幕だったな」

「それ、言わないで。恥ずかしいから」

「児島の奴、ざまあ見ろだよ」

「そう思ってくれるのはヒロくんだけだよ」

「ほかのみんなも俺と同じように思っているよ。児島がカホを怒らせるようなことを言ったんだろうって。だからみんなもカホに同情しているよ」

「そうなの?」

「安心しろって。みんなカホの味方なんだから。お前、けっこう設計課の奴等にかわいがられているんだぞ」

「……うん」


ヒロくんのおかげですごく元気が出た。

こんなふうにしてもらえなかったら、きっと今日一日、どうしようもない気分のままだったと思う。
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