ナイショの恋を保存中!~クールな彼の恋人宣言~
その時、勢いよく点滴室の扉が開く。

計ったようなタイミングは神様の気まぐれ?

それとも、あなたの魔法だったの?

そこには息を切らしたヒロくんがいて、それを見た世良課長がため息を吐いた。


「なんだよ。もう、見つかっちゃったのかよ。西倉、お前、随分と早かったんだな」

「児島が連絡をくれたんですよ。それで出先からまっすぐ来たんです」

「児島が?」

「おかげで間に合ったみたいでよかったです。児島にはあとで礼を言わないといけないですね」

「ふーん。なるほど。まさか児島をてなずけていたとはね」


え? なに?

児島さんて、ヒロくんとわたしのこと知ってたの?

二人の会話を聞いているとそういうことになるわけだけど。

うそ!? あの児島さんがそんな気の遣い方するの!?


「児島の奴にはこの間、ちゃんと言い聞かせておいたもので。余計な虫がよってきたら俺に教えろと」

「お前もやるなあ」


もしかして。

それってお昼休みに打ち合わせだと言っていたあのとき?

意味のわからないあの打ち合わせにはそんな秘密があったんだあ。
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