まとめるとまるで家族のような
教師が来たと思うと、黒板に<自習>と書いて去っていった。

3時間目は課題がない自習時間(=自由時間)となった。

そうなれば机に突っ伏して寝始める生徒が殆どである。



さてみんな寝てるし私も寝ようかな―…と睡魔を受け入れようとした、が…

(あれ、眠い筈なのに眠れない…さっきゆーやに邪魔されたので目が冴えちゃったのかな。どーしよ、やることもないしな)

そう思った矢先、後ろから手紙が回ってきた。
送り主は私のすぐ後ろの席に座っている親友の咲綺。


―自習なんてラッキー(*^^*)

ところでさっきも大変だったねえ…
お疲れさまです(^_^;)

話変わるけど、私今日お弁当忘れちゃったんだよね;
榛名君、愛娘(笑)の為にまた余計に作ってきたりしてないかなあ      さあや―

因みに《愛娘(笑)》というのは私のことで、ゆーやが家事全般(特に料理)が得意で、私をあたたかく見守りながらも怒るときは怒る、というようにあまりにも保護者的なことに由来する。
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