はだかの王子さま
その声に励まされて、わたしは、恐る恐る聞いた。
「あの……あなたが魔剣、0(ゼロ)さん?」
『そうだよっっ!』
「わたしがフルメタル・ファングの娘だから、手を切らないように調節してくれたの?」
『ふん! てめーが、娘かどうかなんて関係ねぇぜ!
フルメタル・ファングがヴェリネルラ(我が身より愛しい)って呼んでいるヤツを、傷つけてみろ!
普段、どんなに温厚なヤツだって、怒るに決まってるだろう!
せっかく今まで調子良くやっているってのに!
契約破棄、とか言われてヤツに捨てられたら困るんだ!』
なんて、言ってるの、本当?
「……で、でも、0さんを獲得するために、とんでもない数のヒト達が、争ったんでしょう?
別に、お父さんが何か言っても、他のヒトの所へ行けば良いんじゃ……」
た、たぶん。
わたしの言っていることは、そんなに変なコトじゃないはずだった。
けれども『0』は、少しの間、言葉に詰まったように黙り。
ため息をつくように話しだした。
『フルメタル・ファングだけなんだ』
「0さん?」
『この世で切れないモノはない、って言うのが俺様の存在価値なのに!
その切れ味を更に、もっと上げようとするんじゃなく。
『切りたくないモノは、どんなに柔らかいモノでも切らなくていい』って言った莫迦は』
「あの……あなたが魔剣、0(ゼロ)さん?」
『そうだよっっ!』
「わたしがフルメタル・ファングの娘だから、手を切らないように調節してくれたの?」
『ふん! てめーが、娘かどうかなんて関係ねぇぜ!
フルメタル・ファングがヴェリネルラ(我が身より愛しい)って呼んでいるヤツを、傷つけてみろ!
普段、どんなに温厚なヤツだって、怒るに決まってるだろう!
せっかく今まで調子良くやっているってのに!
契約破棄、とか言われてヤツに捨てられたら困るんだ!』
なんて、言ってるの、本当?
「……で、でも、0さんを獲得するために、とんでもない数のヒト達が、争ったんでしょう?
別に、お父さんが何か言っても、他のヒトの所へ行けば良いんじゃ……」
た、たぶん。
わたしの言っていることは、そんなに変なコトじゃないはずだった。
けれども『0』は、少しの間、言葉に詰まったように黙り。
ため息をつくように話しだした。
『フルメタル・ファングだけなんだ』
「0さん?」
『この世で切れないモノはない、って言うのが俺様の存在価値なのに!
その切れ味を更に、もっと上げようとするんじゃなく。
『切りたくないモノは、どんなに柔らかいモノでも切らなくていい』って言った莫迦は』