はだかの王子さま
 ちょっと目尻の上がったキツめの美少女タイプの美有希にしては、甘過ぎに感じる服だけど。

 学校にいる時の、何倍もキレイに見えた。

 なんて、ステキな服を着てるんだろう!

 驚いたわたしを見て、美有希が笑う。

「ねぇ、ねぇ!
 真衣の後ろにいるのは、守野君!?
 この時間にいるってことは、もう、泊まったの!?
 真衣も、彼氏いるのに、他の男の子となかなかやるじゃない!
 守野君、真衣~~好き~~なんて、迫って来なかった?」

 この様子じゃ、心配して来たあたし、お邪魔よね~~?

 なんて、元気な美有希の迫力に負けそうになって、わたしは、首を振った。

「う……ううん。
 け、結局ね。
 賢介は、止めて、星……彼氏が、一緒に居てくれることになって……」

 美有希の迫力に、たじたじとなって、しどろもどろに言えば、彼女は、ほほを膨らませた。

「なんだ、真衣の彼氏、いるんだ!?
 どこどこ?
 紹介してよ!」

 そう言うと、美有希は、すぐ玄関の中に入ってこようとしたけれど。

 いつになく積極的な美有希の様子にわたしはためらい……

 それを敏感に感じたらしい、美雪は首をかしげた。

「もう! 真衣ったら!
 テンション、低!
 なに緊張してるのよ!
 もしかして、あたしが着ている服のせい?」
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