愛玩~夢幻の秘密~
「…」
言葉なんてないよ。
これで全てが終わるんだって思ったら。
嬉しくて仕方ないはずなのに。
急激に心が重たくなって。
鷹都の見せた一瞬の笑顔が。
大きな温かい手が。
もう、触れられることがなくて喜ぶはずなのに。
苦しくてギュッと体を強く抱きしめながら。
その場に崩れ落ちた。
鷹都から解放されるのが悲しいんじゃない。
柚夢ともお別れしなきゃいけないのが悲しいんだ。
そう、言い聞かせるように。
グッと唇を噛みしめた。