傷だらけのシンデレラ
自分を守るもの

一瞬の幸せ


あっという間にじめじめとした季節はすぎて、

もう明日から夏休み。

あたしの体調は悪化するばかりで、

あれからまともにご飯も食べれていない。


相変わらず千秋とのスカイプは毎日続いていた。

そして夜はずっと翔を待つ。

そんな毎日。

翔は当たり前だと思っていたでしょ?

あたしが待っていることを。

だからこんな扱いができたんだよ、きっと。

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