傷だらけのシンデレラ

「い・・いいの?あたしなんかがつけて」


「当たり前だろ?結衣は俺のなんなんだよ?」


あたしは照れながら


「かっ彼女・・」


というと、また笑われた。


「誕生日の日に送るわ」



あたしは今年以上に自分の誕生日を

こんなにも待ち遠しいと思ったことはなかった。
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