Only One
『その手錠と鎖、気に入った?』
ジャラ…ッ
『俺から芹那に、まず最初のプレセント♪』
気付けば、木下はベッドに座って、私を見下ろすほど近づいていた。
『あーあ。跡、付いちゃったね。』
「ッ」
ジャラッ
不意にスタンガンの跡がある首筋を撫でられて、痛みとともに動いたせいか、鎖がジャラジャラと音を立てた。
『でもさ、あーでもしないと、芹那、大人しく付いてきてくれなかったでしょ?』
「――っ」
悔しくも、木下の言っていることは図星で。
きっと、私は大人しくなんてしなかったと思う。
『それに、ここの居場所を知られるにはいかなかったしね。』
そう。
あのまま意識があれば、智愛ちゃんにここの居場所だけはメールしようと思ってた。
そうしたら、警察が動いてくれるかもって、思ってたから――。