レンアイ 韓国年下男の子
「じゃあ、送るよ。」

「・・・」

今日は、送ってくれるんだ。

「ご飯、こっちで食べていくよね。」

「うん。そうする。」

「行こうか。」

終わりだ。

悲しい。

もう、帰るんだ。

ご飯も、外で食べるんだね。

急に泣きたくなってきた。

子どもの頃、

楽しく遊んだ友達の家から帰る時、

どうしてもつらくて泣いたことがある。

あの時のことを思い出した。

泣いたって、帰らなければならなかった。

今もそうだ。

泣き顔なんて、絶対見せられない。

見せちゃだめだ。



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